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 仕立て屋の影縫い。

"稀代の天才"と称され、敵味方問わず一目置かれる存在。

捉え所なく気まぐれ。至って沈着だが情に流されることも。

生来の感情的な性格をひた隠している。

仕事は出来るが一人にしておくと人並みの生活すら送れないほどだらしがない。

花守の勧めで尚の師となるが、大人げない性分ゆえの

性格の不一致が甚だしく、日毎悶着を引き起こす。

 

一年前の"あの日"の生存者。

以来、誰も彼が涙を流したところを見ていない。

五門は彼の出自を知っているが、それを当人に明かすことを固く禁じている。

​「余り舐めるな畜生風情。万に一つも、私には勝てない」

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左京

-Sakyou-

​私/お前さん

糸色:

 刻み煙草屋の影縫い見習い。

有り余る元気と強靭な心身が取り柄の少年。

努力家だがやや調子に乗りやすい。

喜怒哀楽が激しく、良くも悪くも素直で言動行動ともに真っ直ぐ。

自分の影を縫ってくれた恩人・此ノ花に憧れ籠編みとなるが

五門を訪れた時には既に彼女の姿はなかった。

花守の薦めで左京の弟子となるも、我が強いため反発してばかり。 

過去に狐の怪に影を奪われたため、狐を嫌う。

​    

-Nao-

​俺/お前、あんた

糸色:山吹

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「俺はあんたじゃなくて

     此ノ花さんみたいな影縫いになりてえんだよ!」

-Tuduri-

​私/あなた

糸色:藍砥茶

 赤唐傘の影縫い。

左京の仕立屋に住み、彼を「主」と呼び付き従う少女。

 

一年前の"あの日"に言葉、記憶、感情の影を奪われており

記憶喪失で発せる言葉も極端に少ない。

 兄・右京の影響か書を得意とし、筆談で意思疎通を図る。

怒りの感情だけを取り戻しているせいで怒りっぽいが

本来は世話焼きなしっかり者だったようだ。

左京たちによって、奪われた影を反されるうちに

徐々に自分を取り戻していく。

​「……書かないと、また忘れてしまうかもしれませんので」

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小町

-Komachi-

​私/あなた

糸色:唐紅

貸本屋の影縫い見習い。

 

のんびり屋で自由人だが、行動力は人一倍ある。

貸本屋の娘というだけあって博識。

特技は弓術、趣味は集め。

 

意識の影を落とし昏睡していたところを尚に救われ

彼への憧れから影縫いを目指す。

尚に弟子入りしようとしていたが、彼よりも影縫いとしての能力は高く

再会後は修行に付き合うように。

現在の性格が彼女の過去を知る者の証言と一致しない。

趣味嗜好が此ノ花と同じなのは偶然だろうか。

「もし私が私じゃなくなっても、ずっと友達でいてほしいなあ」

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